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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

昨年も色々な事がありました。平昌オリンピックでの日本選手の活躍や本庶佑先生のノーベル生理学・医学賞受賞など世界に誇れる日本人の姿がありました。一方スポーツ界では数々の不祥事があからさまになり、日本古来のやり方に大きな疑問が投げかけられました。更には西日本豪雨災害、大阪市や北海道での大地震など多くの自然災害も発生しました。東日本大震災を経験した我々にとって被災は人ごとではなく、大きな胸の痛みを感じざるを得ませんでした。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。特に西日本豪雨災害は夏ということもあり、衛生対策には大変ご苦労されたことと思います。救済に当たられた医療関係者のみならず、全ての関係各位に敬意を表したいと思います。

昨年相馬郡医師会としましては相馬郡医師会ホームページの充実、各種健診(検診)への積極的な参加、地域包括ケアシステムへの貢献(特に認知症関係)などに重点をおき実行してまいりました。

今年は昨年の事業継続のほか、在宅医療に関しても具体的に進めてまいります。政府は「病院・介護施設」から「在宅医療・介護」へと医療介護政策をシフトさせています。一方、施設には限りがあり、増床どころか人材不足のため、許容人数さえも受け入れることができず多くの待機者を抱えています。従って、要介護者の多くが自宅での介護を余儀なくされています。特に東日本大震災以降急速に高齢化・核家族化が進み、家庭内介護力は極端に低下してしまいました。そのような悪条件下に置かれても尚自宅での医療介護を受けざるを得ない人たちに対し、一人でも多くの方が在宅医療を受けられるよう努力して参ります。

今年も皆様の健康維持のため全力を尽くす所存でございますので、宜しくお願い申し上げます。

相馬郡医師会長  船橋裕司

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