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新年のご挨拶

船橋です。

各会員の先生方、新年あけましておめでとうございます。

そして年末年始の当番に当たってしまった先生方、大変ご苦労様でした。

昨年は自然災害が多く発生した年でしたが、早速熊本に地震が発生してしまいました。今年も昨年同様多くの自然災害発生の予感がいたします。

さて、相馬郡医師会として今年も多くの問題を抱えております。その中でも特に急を要することは、在宅医療への対応です。
昨年福島県医師会主催で在宅医療に関する会議を行いました。多職種の県代表者や行政担当者が参加し、それぞれの立場からの在宅医療に関する問題点の提示や県内各医療圏での進捗状況の報告がありました。残念ながら当地域は遅れていると言わざるを得ません。

それにはいくつかの理由が考えられます。
まず当地域は郡のため4つの自治体から構成されていること、それぞれの医療資源に差があり郡内での進捗が異なること、自治体ごとに多職種の連携はある程度確立されてきてはいるものの、群全体としての顔の見える多職種連携が全くできていないこと、家庭内介護力にも大きな差があることなどが主な理由です。

今年は何とか相馬郡として多職種のお互い顔の見える関係が作れる機会を設けたいと思います。

また緊急時対応マニュアル作成も必要です。自治体ごとに対応マニュアルはすでに作成されており、有事の際には行政の対策委員会が速やかに立ち上がるでしょう。医師会として相馬支部、南相馬支部それぞれに緊急時対応マニュアルがありますが、相馬郡医師会としての緊急時対応マニュアルを作成する必要があります。東日本大震災において以前のマニュアルは残念ながら全く役に立ちませんでした。今回はその反省も含めより実践的なマニュアルを作成してまいります。

今年も忙しくなりそうですので、先生方の積極的なご協力をお願い致します。

相馬郡医師会長  船橋裕司

船橋会長からの連絡事項(常任理事会報告18.12.19)

船橋です。

 

昨日の新聞を見た先生はさぞ驚かれたことと思います。12月19日に相馬郡医師会常任理事会を行いました。その席で福島県保健福祉部健康増進課と福島県立医大ふくしま国際医療科学・健康増進センター副センター長の宮崎先生から「福島県循環器疾患発症登録事業」の説明があったばかりです。

まさか翌日新聞に出るとは思ってもみませんでしたので、これから報告いたします。

目的は「AMI・脳卒中発症患者の実態の登録・分析」です。AMIに関しては福島医大循環器内科ですでに行われており、今回は脳卒中と急性死発症患者を上乗せした形です。これらの疾病の発症前情報を分析することで、発症リスクがわかれば予防につながることを期待しています。

本日早速登録票が当院に届きました。平成31年1月から全県で開始となります。同封の手引書を熟読の上対応して下さい。尚この件に関しては来年の「相馬郡医師会定時総会」で担当者から詳細な説明と途中経過の報告をしていただく予定となっておりますので、できるだけ多くの先生方に出席いただき、不明な点や疑問点を質問していただきたいと思います。

循環器疾患発症登録について

その他

・福島県医師会会費賦課区分の見直しについて

平成32年度より会費区分の一部が変更となります。

開業2級会員—医業収入13000万円以上が12000万円に
勤務1級会員—診療所・老健施設 管理者以外の会員 追加
行政機関・研究施設 2級会員以外の会員 追加
勤務2級会員—診療所・老健施設 管理者  追加
行政機関・研究機関 役職者 追加
その他—専門医制度に基づく専攻医に該当する会員 追加

郡市医師会長会議資料

・H30年相双医療圏域リハビリテーション連絡会議報告

H30年南相馬市立総合病院が広域リハビリテーション支援センターに指定されました。
地域リハビリテーション相談センターに公立相馬総合病院と鹿島厚生病院が指定されております。
具体的な活動内容に関しては今後順次決まる予定です。

相双圏域地域リハビリテーション連絡会議

・H30年相双地域救急医療対策協議会報告

現在福島県の第二次救急医療体制は県内11地区の病院輪番制(62HP 相馬郡は6HP)とふたば医療センター附属病院が担当しています。第三次救急医療体制は県内4か所の救命救急センターが対応しています(磐城共立HP,福島県立医大、太田西の内HP、会津中央HP)。
H29年度相馬郡内の救急車出動回数は1日平均12.4回で65%が急病という結果でした。
また福島県ドクターヘリは39件の搬送例がありました。

相双地域救急医療対策協議会

・H30年度福島県自立支援型地域ケア会議普及展開事業報告

この事業はH29年度から3か年計画として相馬郡管内で行われており、今年度は新地町が対象となっています。
12月12日新地町自立支援型公開地域ケア会議が開催され出席してまいりました。2例の事例についての活発な討議が行われ、福島県から派遣された各専門家からのアドバイスで締めくくられました。
参加者は理学療法士、作業療法士、管理栄養士、言語聴覚士、薬剤師、歯科栄養士ほかに事例提供者としてケアマネ等でした。この対象者はあくまでも要支援認定者のみであり、フレイルの段階で早期介入をすることが目的ですので、今後中心的な会になるでしょう。
平成31年度の対象自治体はまだ未定との事です。できれば南相馬市か相馬市で受けてほしいところですが。

自立支援型公開地域ケア会議

・緊急予備電源について

東日本大震災後、郡内2か所にデンヨー携帯発電機を準備しています(南相馬市医師会館、相馬市当院)。
燃料として97本のガスボンベもありますが、期限が切れてしまいました。未だ使えるとおもいますので、BBQなどで必要な先生は是非申し出て下さい。無料で何本でもお分け致します。ただしあくまでも自己責任でお願いします。

 

以上長くなりましたが、最近の会議報告でした。年末ぎりぎりまで各会議が続きますので、担当の先生方はこのMLでの報告をお願いします。

 

相馬郡医師会 会長 船橋裕司

 

小児発達障害 中川信子先生講演会のお知らせ

学校保健委員会 山口
1月の講演会の連絡
来月は、言語聴覚士の中川信子先生の講演が市民会館でおこなわれます。
中川先生は、東京大学教育学部教育心理学部のご出身で、現在言語聴覚士として障害を持つ子どもの療育の現場で仕事をされています。
言語聴覚士(Speech Language Hearing Therapist=ST)という職業は、マイナーで知名度の高い業種ではありませんが、育児(特に発達障害児)に携わる先生方には有名な方です。
たとえば
「親の役目は、障害があろうとなかろうと、まずは食べさせて、着せて、寝かせて、大きくすること。
それができなければ笑いながらたのしく、慈しみながら。」
「どんなに世話をしても、冬咲きの花を秋に咲かせることはできません。やっきになって焦る分、余計に発育が悪くなることもあります。」
など参考になる言葉がたくさん有ります。
先生はご高齢のため、相馬市でのご講演は最初で最後になるかもしれません。
ぜひ、ご参加ください。
演題 「子どもの心とことばの育ち −−周りのおとなにできること−−」
演者 中川信子
日時 平成31年1月8日
場所 相馬市市民会館
時間 18時30分から
聴講ご希望の方は郡医師会事務局、志賀さんまでご連絡下さい。
関係各位
お世話になっております。 医師会の志賀です。
山口先生からのご案内にもありましたように、
        平成31年1月8日(火) 18時30分より
        相馬市民会館多目的ホール(または大ホール) にて、
 中川信子先生をお招きして、発達障害の勉強会を開催致します。
開催案内の文書(参加申し込み付き)は、別途お配りしてありますので、
関係の皆様には是非ご参会頂きます様お願い致します。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
      相馬郡医師会 事務局長 志賀ゆかり
          TEL 0244-26-1883
          FAX 0244-23-5352
          携帯 090-8612-2119
          E-mail  sogma@cocoa.ocn.ne.jp
案内をお持ち出ない方は下記の申込書をご使用下さい。

第2回ペアレントトレーニング

学校保健委員会 山口です。

昨日、相馬市民会館で第2回ペアレントトレーニングが行われました。
”結果を誉めるのでなく、努力の過程を誉める”
褒め言葉はたくさん有りますが、いざ100個書け、と言われても20-30個しか出てきません。
皮肉を言ったり、厳しく注意したり、叱っても,こどもは思ったようになりません。
やはり、タイミング良く誉めること,誉める箇所を見つけてあげるのが、大事であるとわかりました。
ことばはとても大事です。
巨人軍次期監督の原辰徳氏も、監督として一番大事なのは”ことば”だと言っていました。
いま、子育て中の先生方、人を誉めることが苦手な方、是非次回参加してみてください。
個人的には、もう少し早く気がつきたかったですが、今からでも実践していきます。
第3回ペアレントトレーニング
日時 平成31年2月12日 18時半から
場所 相馬市民会館 他目的ホール
講師 横山浩之先生
1月の講演会の連絡
来月は、言語聴覚士の中川信子先生の講演が市民会館でおこなわれます。
中川先生は、東京大学教育学部教育心理学部のご出身で、現在言語聴覚士として障害を持つ子どもの療育の現場で仕事をされています。
言語聴覚士(Speech Language Hearing Therapist=ST)という職業は、マイナーで知名度の高い業種ではありませんが、育児(特に発達障害児)に携わる先生方には有名な方です。
たとえば
「親の役目は、障害があろうとなかろうと、まずは食べさせて、着せて、寝かせて、大きくすること。
それができなければ笑いながらたのしく、慈しみながら。」
「どんなに世話をしても、冬咲きの花を秋に咲かせることはできません。やっきになって焦る分、余計に発育が悪くなることもあります。」
など参考になる言葉がたくさん有ります。
先生はご高齢のため、相馬市でのご講演は最初で最後になるかもしれません。
ぜひ、ご参加ください。
演題 「子どもの心とことばの育ち −−周りのおとなにできること−−」
演者 中川信子
日時 平成31年1月8日
場所 相馬市市民会館 大ホール
時間 18時30分から

 

山口 英夫
福島県相馬市中村1-3-27
やまぐち小児科医院

平成30年度「子どもを守る!食物アレルギー講演会」

学校保健委員会 山口英夫

進行:中村第一小学校教頭 青田祥一
後援:NPO法人 アレルギーを考える母の会
座長:公立相馬総合病院 小児科 武山 彩
講師:国立成育医療研究センター アレルギーセンター
総合アレルギー科
福家 辰樹先生

演題:食物アレルギーの理解と緊急時のアナフィラキシー対応について

事例報告:中学校 保健師

実習:緊急時のシミュレーション ロールプレイ

 

2018年12月7日 相馬市民会館で相馬郡医師会主催のアレルギー勉強会が行われました。

震災以降続いているアレルギー勉強会も7年目となります。
2012年12月に千葉県での悲しい事件が報道されました。
「チーズ入りチヂミ」による小学生のアナフィラキシーショック死事件。
11才の小学生女児の誤食。
以後、学校では食物アレルギー、アナフィラキシーに対するエピペンへの対応など、混乱が続いていました。
医師会では、教育課、公立病院小児科と協力してこれらの対応に当たることになりました。
これまで2回アレルギー専門家の先生をお呼びしてご講演をお願いしてきました。
今回は、”NPO法人アレルギーを考える母の会”のご協力のもと、国立成育医療センター アレルギーセンター・総合アレルギー科の、福家(ふくいえ)辰樹先生をお招きして、
「食物アレルギーの理解と緊急時のアナフィラキシー対応について」
のご講演を頂きました。
内容は、
どうしてアレルギーが起こってしまうのか?
そのメカニズムとは?
予防はどうするのか?
何を検査するのか?
それでも起こってしまった場合、現場の先生はどう対応したら良いのか?
エピペンはいつ使うか?
について、シミュレーションを見ながら現場の先生に実践して頂きました。
アナフィラキシーが現場で起こって、いざエピペンを打つ事態になったとき、どのようにこどもを押さえるのか、どこに打つのか、など、前もってシミュレーションしておかないと、慌ててパニック!になってしまうことが実感できました。
そんな中なんと、今年度中学校で食物によるアナフィラキシーが起こって、慌てずしっかりと、エピペンを打つことができた学校がありました。素晴らしい!!
この児は、エピペン注射後、速やかに症状が改善したようです。
多分相双地区で初めてだと思います。
医者はまず打つことはありません。
唯一、新地の菅野先生が、看護学校の授業中倒れた生徒を、食物アレルギーだと診断し、エピペンを打って助けた医師です。
自分にあてはめて見た場合、様子を見ている内に手遅れになっていたかもしれないと思うと怖いです。
これらは養護の先生、学校長、周囲のスタッフの先生方、教育課の皆様の努力の賜だと思います。
ご協力頂いた公立病院の先生方にも感謝致します。
食物アレルギーは、アレルギー食品を排除する時代が長く続いていました。
ほんの10年前までは、卵禁止、牛乳禁止、米はダメで粟、稗の時代でした。
日本全国どこでも、右へならえで検査陽性だと禁止していました。
離乳食の卵もなるべく遅く食べさせることが半分常識でした。
現在は、避けるから、食べさせる時代に変わってきています。
離乳早期(もう少し前)から体に入れることによって、食物アレルギーを予防することができるようになりました。
すでにできあがってしまったアレルギーも少しづつ食べさせることによって(食物負荷試験)治る時代に入っています。公立病院小児科の武山先生がこの地区の専門家です。詳しくは公立病院小児科にご相談下さい。
食物アレルギーによるショック死をなくすため、今後も医師会として活動を続けて行く予定です。
山口 英夫
福島県相馬市中村1-3-27
やまぐち小児科医院

食物アレルギー講演会18.12.07資料1

食物アレルギー講演会18.12.07資料2

 

 

2018.10.3 常任理事会報告

船橋です。

去る10月3日、相馬郡医師会常任理事会を開催いたしましたので、報告いたします。

報告事項

  1. 平成30年度第1回福島県医師会地域医療対策委員会について

今回のテーマは地域包括ケアシステムの現状・課題、在宅医療についてでした。

相馬市は平成29年3月から、南相馬市は平成27年8月から地域ケア会議が行われています。

内容は両者ともテーマごとの専門部会を作り、この地域における問題把握、対策検討などです。また、両市とも認知症初期集中支援チームも活動しています。

在宅医療に関しては福島県医師会が行ったアンケートの中間報告でした。課題としてはマンパワー不足、医師高齢化、地域住民の理解不足、多職種との連携不足などがあげられました。

新たな試みとして、県各団体代表者による「地域包括ケア推進会議(仮称)設置」を考えているようです。何かの形で県医師会がイニシアチブを取りたいのでしょう。

  1. 相馬郡医師会における在宅医療の現状について

先日もこのMLで報告しましたが、先日相双保健所が行った相双地域の在宅医療アンケート調査から相馬郡のみを抜粋してもらいました。この在宅医療資源をできるだけ有効活用するにはどうすればいいのか、

在宅関連多職種との連携強化をどう進めるべきかなど課題が多い分野ですが、先生方と一緒に考えていきたいと思います。

  1. 平成30年度第1回健康増進事業市町村担当者会議について

今回のテーマは「糖尿病性腎症重症化予防」についてでした。昨年福島県の担当者が南相馬市で説明をしています。このプログラムを平成31年度から開始するそうです。各自治体の行政・保健師がそれぞれの対象者への受診勧奨や保健指導を行います。そのために「連携基準検討会」を発足します。内容は「医療機関未受診者対象者の基準」「治療中断者対象者の基準」「医療機関通院中対象者の基準」「かかりつけ医から専門医への紹介基準」の決定です。

医師会としては私、小野田先生、相馬中央病院、小野田病院の今村先生がメンバーとして検討会に参加する予定です。

  1. 認知症疾患医療センターの指定

平成30年4月1日から雲雀ケ丘病院が相双地域の認知症疾患医療センターに指定されました。熊倉院長よりこれを契機に診療所や医師会との連携を作りたいとの希望がありました。医師会としても前向きに検討してまいります。できれば相馬市。南相馬市の認知症初期支援チームも交え、情報交換ができる顔の見える関係を築きたいと思っております。

  1. 相馬郡医師会ホームページの充実について

相馬郡医師会HPをより充実させてまいります。例えば各委員会、協議会、研究会、勉強会などの日程や担当者ががわかる、二次救急の担当診療科がわかる、公立相馬看護学院や公立双葉看護学院の活動内容の紹介、市民への勤務医紹介や医療講和などを掲載できればと思います。そのためにはその専門の会社へ依頼することにしました。予算は資料を参考にしてください。

以上又長くなりましたが、報告いたします。

常任理事会2018.10.03資料1

常任理事会2018.10.03資料2

常任理事会2018.10.03資料3

常任理事会2018.10.03資料4

常任理事会2018.10.03資料5

常任理事会2018.10.03資料6

第1回ペアレントトレーニング

山口です。

11月30日、相馬市はまなす舘で横山教授による第1回ペアレントトレーニングが行われました。
全10回の予定ですが、昨日は1.5回分終了しました。
平日夜間でしたが、80名超の子育て関係者に参加して頂きました。
育児、子育てに関係する女性がほとんどで、男性は、園長、医師、教育課の方だけでした。
トレーニングは、まず施設同士が一緒にならないよう、6人一組で組み分けされ行われました。
右隣にいる参加者を、左隣の参加者が紹介するところから開始です。
隣の人の情報を短時間で聞いて紹介するのですが、
まあなんと!男性医師の情報収集能力の貧弱なこと。(会話能力なんでしょうか?)
名前、学年、出身地、出身校位で一杯一杯です。
それに引き換え、女性陣はいろいろなへー!を聞き出します。
その後テキストに沿って進行しますが、私を筆頭に男性医師の解決能力の低さを痛感しました。
たとえば、
自分の子どもが、いつも仲良く遊んでいる友達に向かって
「おまえなんか、いじめてやる!」と、さわいでいるのを、あなたが耳にしたとします。
さあ、あなたはどう行動しますか?
私の答は当然、「自分のこどもを叱る、注意する」、です。
それ以外無いだろう。って感じですし、いままでもずっとそうしてきました。
しかし、これではこういった行動は一向に無くなりません。
どうしたら良いでしょうか?
皆さんも考えてみてください。
こんな感じで、あっという間に終わってしまいました。
大学1年くらいまでこの手法は使えるようです。
「男は黙ってサッポロビール」、「わんぱくでもいい、逞しく育って欲しい!」
の時代はとっくに過ぎ去ったようです。
ビンタしても子どもは変わりません。
頭痛いです!!
山口 英夫

平成30年度福島県医師会医療安全推進研修会

先日「平成30年度福島県医師会医療安全推進研修会」が郡山市で行われました。日本医師会常任理事より「新型インフクエンザ等への対応」の講演がありました。

2009年2月に「新型インフルエンザ等対策行動計画」が策定されました。それを受け、県・市からも同計画が発表され、有事の際には速やかに対策委員会が立ち上がります。

 当時のターゲットはH5N1、H7N9の2種類です。H5は1997年に香港から報告され、現在まで16か国で800人の感染が報告されており、内454人が死亡、致死率56.8%です。

ヒトーヒト感染が証明されていますが、2017年9月以降の報告はありません。H7は2013年上海から報告があり、致死率37.6%です。まだヒトーヒト感染の報告はありません。

いずれにせよ前回のパンデミックとは比較にならないほどの致死率です。現在プレパンデミックワクチンは約1000万人分備蓄しているそうです(H5N1に対するワクチンです)。

しかしこの計画書だけでは2009年・10年のパンデミックの時と同じように現場の混乱が懸念されます。そこで今年4月に相馬郡医師会相馬支部代表者と保健センター、相双保健所が集まり話し合いを行いました。

 この会議では様々な問題が提起されました。

 ・診断についてー迅速検査でA型陽性後確定まで患者をどこで待機させるのか?確定までどのくらいの時間がかかるのか?

 ・プレパンデミックワクチンの供給はどの時点で始まり、特定接種対象者の分は速やかに供給されるのか?特に医師以外のスタッフの分の確保はできているのか?

 ・集団接種となる住民接種(3週間後2回目接種)にどのくらいの時間がかかるのか?

  相馬市としては2チームで80日必要との試算が出された。こんなに時間をかけられないので、チーム数をできるだけ増やし、接種場所も投票所などを考えるよう要望した。

 ・外来対応については、前回有効だった仙台方式(手上げ式、該当医療機関に抗インフルエンザ薬を集約)と名古屋方式(夜間診療所に患者を集め、医師会からスタッフ派遣)を参考にすべしと。

・入院対応について。最低でも病棟単位で対応に充てる必要あり、隔離病棟とし、スタッフも固定。その病棟の患者を周りの病院が引き受けれるよう病病連携を事前に決めておく必要あり、などを考慮する。

・感染拡大防止の点から、死後何時間まで感染力を持っているのか?2009年・10年の時は、死後数時間後の病理解剖の肺から生きた ウイルスが分離されている。

H5・H7に関しては不明。

他にもいろいろと具体的対応についての質問がでました。

 いずれにせよこの計画は各自治体毎に決めなければいけません。相馬市でも近いうちに2回目の会議を行おうと思いますので、後日結果を報告します。

                相馬郡医師会 会長  船橋裕司

2011年7月9日 相馬郡医師会総会写真

2012年10月20日 相馬郡医師会総会写真